地鎮祭の式の流れはどのくらいで、時間はどれくらいかかる?

地鎮祭の流れについてご紹介していこと思います。

どんなことを行うのか?挨拶は必要なのか?

地鎮祭の流れはどのような流れでどのくらい時間がかかるのか?について確認してたいと思います。

地鎮祭当日の準備の流れ

地鎮祭当日の式典が始まるまでの流れを簡単に説明します。

まず、地鎮祭を行うにあたり、準備が必要になってきます。基本的には神主さんが準備をしてくれます。
そのため、地鎮祭を開始する前30分~1時間くらいには現地に集合します。神主さんが到着したら、挨拶を行ってください。

この準備しているときには「初穂料」は渡さない方がいいです。
準備している最中は色々と作業をしているのでこのタイミングで渡してしまうとかえって邪魔になってしまいます。

 

自分で準備する場合も早めに現地に到着するとよいでしょう。

基本的にはハウスメーカーや工務店の営業の方や現場監督、設計者の方なども同じくらいの時間に集まります。

写真撮影などを考えている場合はこのタイミングで準備しておきましょう。
必要があれば、ハウスメーカーの方に頼むと写真やビデオをとっておいてくれるようです。

地鎮祭の式の流れ、時間

地鎮祭の準備が終わったらいよいよ式の流れになります。

基本的には、地鎮祭の準備が終わったら、神主さんが仕切ってくれます。細かく、指示をしてくれるので問題はありません。

 

神主さんがやってくれることと、施主がやらなければならないこともありますが、基本的には指示に従って行えば難しくはありません。

施主が行うことについては後程説明いたします。それでは、地鎮祭の式の内容について説明します。

 

1~12までの順序で進むのが基本ですが、地域や、地鎮祭の種類によっては内容が異なる場合もあります。

ちなみに我が家で行った出雲屋敷の地鎮祭でも若干手順が違いました。

 

1.神主さんの挨拶と解説

地鎮祭を執り行う前に神主さんから挨拶と簡単な説明があります。

基本的には、施主から挨拶などする必要はありませんので安心してください。

ただ、地域によっては施主が挨拶する必要がある場合があります。

 

2.修祓(しゅばつ)の儀

ここからが地鎮祭としての式典がスタートします。

基本的には神主さんが進めていきます。

修祓の儀は参列者を清める儀式になります。

一同で頭を下げ、その後、神主さんが大麻(おおぬさ)を手に持ち、参加者に向けて左右に払う動きをします。

 

3.降神(こうしん)の儀

祭壇に土地の神様をお迎えする儀式になります。

神主さんがオーと唸るような声を出して神様を祭壇に降臨させます。

ちなみに我が家の出雲屋敷地鎮祭では笛を使って行っていました。

基本的には参加者は頭を下げておきます。

 

4.献饌(けんせん)

酒、水の入った容器のフタを開け、神様にお供え物をささげる儀式になります。

参加者は神主がやる作業を見ているだけです。

 

5.祝詞奏上(のりとそうじょう)

土地の神様に工事の安全や未来永劫、豊かな生活が送れるように祈願します。
神主さんは施主やハウスメーカーの名前を含んだ祝詞を読み上げます。

事前に名前やハウスメーカーの名称を伝えておく必要があります。我が家の場合は、土地の神様というよりかは出雲神社の神様のようでした。

 

6.四方祓(しほうばらい)

建築地の四隅を清める儀式として、施主と家族で、順番に紙と麻を2センチ程に切った切麻(きりぬさ)などを土地の四隅にまいてお祓いをします。

 

7.地鎮(じちん)の儀

 

施主にとっては一番見せ場の作業になります。鍬(くわ)を神主さんから手渡され、盛り砂を掘り起こすこと(「鍬入れ(くわいれ)」と言います。)「エイ、エイ、エイ」と声を出して行います(エイは栄という文字)。と砂を掘り起こします。

その後、ハウスメーカーの代表の方が同じよういに鋤(すき)で砂を崩します。

我が家ではハウスメーカーの現場監督の方がやってくれました。

 

また、設計者が鎌でやる場合もあるようです。というよりそちらが普通なのかもしれませんが、我が家では鎌は使用しませんでした。

 

8.玉串奉奠(たまぐしほうてん)

玉串という、榊(さかき)などの枝に紙の幣榊に紙垂を付けたものを神前に捧げて、礼拝を行います。

基本的には参加者全員が行います。その際、「二礼二拍手一礼」を行い、玉串を納めていきます。

ちなみに我が家で行った出雲屋敷の地鎮祭では「二礼四拍手一礼」と普通の地鎮祭とは若干違いました。

 

9.撤饌(てっせん)

お供え物を下げるため、お酒やお水の容器に蓋をします。

基本的には神主が行います。

 

10.昇神(しょうしん)の儀

参加者は全員頭を下げます。

神様が帰る儀式になります。降神(こうしん)と同様に、神主がオーと唸るような声を出し神様にお帰りいただきます。

ちなみに出雲屋敷地鎮祭では笛もありました。

 

11.神酒拝戴(おみきはいたい)

神様にお供えしたお酒を参加者全員でいただきます。

神主さんが盃を配ってくれ、お酒を少しずつ入れて最後に乾杯をします。

ここでは、献杯ではなく、乾杯になります。

運転手の方は、お酒なので、形だけ行い、実際には口に入れないようにしてください。

 

12.閉式の辞(へいしきのじ)

神主さんから地鎮祭の式の終了の声掛けがあり、お祝いの言葉があり、地鎮祭は無事終了となります。

その後は片付けなどがあります。できれば片付けを手伝ってあげるとよいでしょう。

基本的にはその後は、各自解散となりますが、我が家では実家の土地のため、ハウスメーカーの方と神主さんに予定を聞いて、
少しの間お茶とお菓子で話をして解散となりました。

着工前の場合はその後、ハウスメーカーの方と一緒に挨拶回りをする場合が多いですが、
我が家では今回、着工までに時間があるため、今回は挨拶回りは行いませんでした。

施主がやること。施主の挨拶は必要か?

地鎮祭で施主がやることは、大きく、3つあります。

1つ目が四方祓(しほうばらい)2つ目が地鎮(じちん)の儀3つ目は玉串奉奠(たまぐしほうてん)です。

基本的には、四方祓と玉串奉奠は1人で行うのではなく、複数名(家族や参加者)と一緒に行います。

神主さんの指示に従って行ってください。

 

そして、地鎮祭で施主が行う、一番重要な役目として、地鎮の儀です。

先ほども説明しておりますが、小さな砂山を3回に掘り起こしながら「エイ、エイ、エイ」と叫びます。

「エイ」という掛け声は「栄」という意味があり、家が繁栄してくような願いを込めて行います。

恥ずかしがらずに元気いっぱいに叫んで下さい。

 

基本的には、他に式典中にやることはありません。

 

地鎮祭の式中において施主の挨拶が必要かどうか、について気になったのですが、基本的には地鎮祭では施主の挨拶はありません。
気になる方はハウスメーカーの方などに聞いておくとよいでしょう。

ハウスメーカーの方であれば沢山の地鎮祭に立ち会ってきているので良く知っているかと思います。

所要時間

地鎮祭を行う前に青竹や祭壇、奉献などを準備するのに20分~30分くらいかかります。

雨だった場合はテントなどを準備するとさらに時間がかかる場合があります。

地鎮祭の所要時間は、大体30分~40分程度で終了します。

その後、片付けが10分程度なので全体で1時間から2時間くらいあれば終了すると思います。

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