ホワイトウッドとレッドウッドの違い|LVL柱・集成材・無垢材を比較

我が家を建てるときに気にしたものとして、住宅の柱がありました。住宅を支える柱について、材料の種類や強度、耐久性などを調べ、住宅会社選びの参考にしました。

ホワイトウッド・レッドウッドは木材の名称、無垢材・集成材・LVLは材料の作り方や製品の分類です。比較の軸が異なるため、名前だけで「どれが一番強いか」を決めることはできません。採用する樹種と製品仕様を分けて確認しましょう。

我が家ではLVLを重視して住宅会社を選び、実際にLVLの柱を採用しました。この記事では、家づくりで調べた材料の違いと、柱を比較するときの確認事項を紹介します。

ホワイトウッド・レッドウッドと、集成材・無垢材・LVLの違い

住宅の柱には、ホワイトウッドやレッドウッドなどの木材を使った製品のほか、ヒノキ、サワラ、スギ、アカマツなどの無垢材があります。材料の名称と加工方法は区別して考える必要があります。

無垢材は丸太から切り出した木材です。集成材は、ひき板や小角材などを、繊維方向をそろえて積層・接着した材料です。LVLは薄い単板を主として繊維方向がほぼ平行になるよう積層・接着した「単板積層材」で、集成材とは別の製品分類です。

木材の名称と加工方法の違い・確認事項
対象・分類確認事項と比較の注意点
ホワイトウッド
木材の名称
実際の樹種、製品の加工方法、等級、保存処理を確認。名称だけで柱の性能を決めない。
レッドウッド
木材の名称
何の樹種を指すか、製品仕様を確認。文脈によって名称の意味が異なるため、樹種を一律に断定しない。
無垢材
製材の分類
樹種、乾燥状態、等級、寸法を確認。無垢材というだけで強度や耐久性を順位付けしない。
集成材
接着した木質材料
使用樹種、強度等級、接着性能、使用条件を確認。異なる製品を同じ性能として扱わない。
LVL
単板積層材
構造用かどうか、樹種、強度等級、接着性能、使用条件を確認。すべてのLVLが同じ性能ではない。

この表は強度・寿命・価格の順位表ではありません。木材の名称と製品の分類を整理するためのものです。

柱のサイズと構造仕様で確認したいこと

住宅の柱では、3.5寸(約105mm)や4寸(約120mm)という寸法を見かけます。住宅会社によって採用する寸法や使う場所が異なるため、仕様を確認してみるとよいと思います。我が家の柱は3.5寸(約105mm)でした。

太い柱なら必ず安心、3.5寸ならどんな住宅でも十分、という判断はできません。必要な断面寸法は、材料の強度、荷重、柱の配置や接合部など、建物の構造設計と合わせて確認するものです。

柱の寸法だけで室内の広さが決まるわけでもありません。壁の構成や間取りなどを含め、住宅会社に確認しましょう。

ホワイトウッドとは

ホワイトウッドという名称の木材は、集成材などの住宅用材料として使われます。ただし、名称から製品の樹種・等級・処理まで判断することはできません。採用する柱の仕様で確認してください。

加工のしやすさや費用は材料選びの比較項目ですが、具体的な価格は樹種、等級、寸法、加工・処理などの条件で変わります。見積もりでは比較条件をそろえましょう。

腐朽やシロアリ被害を気にする場合も、樹種だけで判断しないことが大切です。湿気や水分、使用環境、防腐・防蟻処理、住宅の雨仕舞いや維持管理なども合わせて確認する必要があります。

レッドウッドとは

レッドウッドも木材の名称ですが、指す樹種は文脈によって異なります。住宅会社の説明や製品資料で、何の樹種を使うのか確認しましょう。

集成材として採用される場合、製品の強度等級や乾燥・接着に関する仕様を確認します。「ホワイトウッドより性能が上」とまとめるのではなく、強度、寸法の安定性、腐朽・シロアリへの対策、費用など、比較する項目を分けることが必要です。

LVL(単板積層材)とは

LVLはLaminated Veneer Lumberの略で、単板積層材を指します。主として薄い単板の繊維方向を互いにほぼ平行にして積層・接着した木質材料です。構造用の製品は柱や梁などに使われます。

LVLという名称だけで、原料がニュージーランド産ラジアータパインだと決まるわけではありません。我が家で採用したLVLのメーカー・製品名・樹種は未確認です。

製造方法と品質・強度の確認

単板を積層する作り方と、製品の品質・強度の仕様は分けて確認しましょう。構造用LVLでは、製品の強度等級や適用条件、JASの表示などを資料で確認することが大切です。

LVLと無垢材の強度を比べる場合は、樹種、等級、寸法や、どの方向・種類の強度を比べるかをそろえる必要があります。一律に「無垢材の1.5倍」と説明することはできません。

また、JASの表示は規格に基づく製品の確認に役立ちますが、それだけで住宅全体の耐震性や安全性を保証するものではありません。LVLを採用すれば柱を減らせるかどうかも、個別の構造設計によります。

乾燥・接着・使用環境で確認したいこと

木材の乾燥状態や含水率は、寸法の変化を考える際の確認項目です。LVLについても、採用する製品の含水率や使用条件を確認してください。「完全乾燥だから反らない」といった説明は避ける必要があります。

LVLは接着剤を使用する材料です。接着性能については、製品の規格・仕様と使用環境を確認しましょう。接着の耐水性能と、木材自体の耐水性・腐朽への耐久性は同じ意味ではありません。「剥がれない」「水に濡れても問題ない」と一律に判断しないことが大切です。

材料の分類とLVLの製造方法は、農林水産省の単板積層材のJAS資料(PDF)と、林野庁の木材製品の分類資料(PDF)を参考にしています。これらは我が家の採用品の仕様を確認した資料ではありません。

ヒノキなどの無垢材について

ヒノキは昔から使われている木材で、見た目や香りも材料選びの魅力になると思います。和風の家で木を見せる仕上げにしたい場合など、好みに合うか検討できます。

無垢材についても、樹種だけで強度や耐久性を決めることはできません。等級、乾燥状態、寸法、割れの状態などを製品ごとに確認しましょう。香りから住宅内の抗菌・防ダニ効果を保証することもできません。

我が家がLVLを重視して住宅会社を選んだ理由

家づくりでは、住宅を支える柱の材料を気にしていました。私は強度や品質が安定していると考え、住宅会社選びでLVLを重視していました。

建築当時はLVLを扱う住宅会社から探し、ウェルホームを選びました。実際に建てた家ではLVLの柱を使い、柱の寸法は3.5寸(約105mm)でした。

ただし、メーカー・製品名・樹種や具体的な性能値は未確認です。これは我が家の材料選びの経緯であり、LVLならどの住宅でも耐震性が高い、シロアリ被害が起きない、と説明するものではありません。

柱を選ぶ際は、材料の名称だけでなく、採用する製品の仕様と建物全体の構造設計を住宅会社に確認するとよいと思います。