地鎮祭の後の挨拶回りはどこまでの範囲?手土産、粗品の選び方

我が家の地鎮祭は無事終わったのですが、地鎮祭のあとの挨拶回りについて、どうすればいいのか、わからなかったので調べてみることにしました。

ちなみに我が家では、不幸があり、地鎮祭を早めに行ってしまったため、着工まで時間が空くので、地鎮祭の後ではなく、着工の前に挨拶回りに行く予定です。

地鎮祭の後の挨拶回り

地鎮祭は、基礎工事や地盤改良の工事の前に行う行事です。

地鎮祭の後は工事が始まり、音や工事車両なども通ったりしてご迷惑をお掛けしますという意味もあり、近所の方々に挨拶回りを行うのが一般的です。

基本的には施工する工務店やハウスメーカーの担当者の方が行ってくれますが、今後の付き合いを含め一緒に挨拶回りを行う方が多いようです。
強制ではないため、一緒に挨拶回りを行わなくても問題はありません。

 

ただし、工事前の挨拶は工事会社に任せて、自宅が完成して引っ越してきたタイミングで改め、近所の挨拶に行く方もいらっしゃいます。
または、両方のタイミングで行く方もいらっしゃいます。

 

着工時の挨拶は「お騒がせします。」という意味があり、引っ越し時の挨拶は「これからよろしくお願いします。」という意味もありますので、
可能であればどちらも行った方がいいですが、どちらか一方でも問題はないようです。

挨拶回りについては施主が行かない場合でも施行業者は基本的には行きます。

地鎮祭の挨拶回りで配る手土産の選び方

近所に配る手土産(粗品)としては、工務店やハウスメーカーでタオルなどを準備してくれていると思いますが、施主側でも準備しておいた方がよいです。

挨拶回りを行う際の手土産の相場としては200円~1000円程度が一般的です。

手土産には、紅白の蝶結びの水引が付いたのしを付け、のしの上段に【ご挨拶】または【粗品】、下段に苗字を入れます。


通常は苗字だけですが、近くに同じ苗字が居る場合や良くありがちな苗字であれば、フルネームで記載した方がいいでしょう。

 

挨拶回りに使用するものは洗剤やバスクリーン、サランラップなどが一般的です。
お菓子などを準備する方もいらっしゃいますが、お菓子だと賞味期限があったり、チョコや飴だと季節によって溶けてしまったりするのであまりおすすめはしません。

近所の挨拶の範囲はどこまで

ご近所と言ってもどこまで挨拶をすればいいのか悩む方多いと思います。

近くにあまり、家がない地域であればそれほど気にすることがないのですが、住宅が密集しているところであれば、難しいところです。

 

基本的な挨拶の範囲では建築した住宅の両隣のお宅と裏側のお宅、3軒、向いのお宅、3軒が挨拶回りの範囲です。

土地の状況や近所の住宅の配置などによっても範囲は変わるので、基本を参考に、判断するとよいでしょう。

 

また、工務店やハウスメーカーでは広い範囲で挨拶回りを行ってくれますが、施主の方の挨拶回りであれば最低限の挨拶回りでよいでしょう。

長いお付き合いになるケースも多く、町内会などでの付き合い、子供同士の付き合いなども発生することもあるので、しっかりと挨拶しておくと印象もよいでしょう。

挨拶回りに行く時期(タイミング)、時間帯

挨拶回りを行うタイミングとしては、工事を始める1週間から2週間前が一般的ですので、地鎮祭を行ってから工事着工まで時間がかかるようであれば、着工前に改めて挨拶回りに行くのが良いかと思います。

 

挨拶回りをする時間としては、正午から夕方位までが一般的です。あまり早くても遅くても相手に失礼になってしまいます。

ただ、仕事などで日中不在の方も多いので、挨拶回りをする時間帯は早朝と夜を避けた日中がおすすめです。

 

また、挨拶回りに行く際、あまり人数が多くなるとご近所の方にも迷惑になりますので、施工業者の方と施主のみ、または一緒に行くのが良いでしょう。

子供が小さい場合には家族で行くのも顔を覚えてもらうために良いかもしれません。

近所の挨拶回りでの挨拶の例文

施主と施工主が地鎮祭後に一緒に挨拶回りに行った場合の例です。

あくまで例ですのでその場によって対応は異なりますのでご了承ください。

 

施工主

インターホンをピンポーン!

「こんにちは、建築会社○○の○○と申します。

このたび近くで住宅の新築をすることになりましたので、ご挨拶に参りました。

この家に住まわれる施主さんと一緒に伺わせていただきました。

よろしければ直接ご挨拶させていただけますでしょうか」などと、インターホン越しにご近所の方に挨拶をしてくれます。

 

ご近所の方

「はい、今行きます」(基本的には、出てきてくれますが警戒して出てこられない方もいるようですその場合は、インターホン越しにお話ししてください)

 

施工主

「お忙しい所、申し訳ございません。改めまして建築会社○○の○○と申します。

こちらは実際にお住まいになります○○さんです。」のような形で紹介してもらいます。

 

施主「はじめまして、こちらの方に〇○月頃越してくる予定の○○と申します。

よろしくお願いいたします」

 

ご近所の方

「こちらこそ、よろしくお願いします」

 

施工主

工事の日程や期間、工事中の騒音、車の走行などについてご近所の方に説明していただけます。名刺などを渡し、連絡先をお伝えします。

 

 

施主

「工事期間中はご不便をおかけしますが、何卒よろしくお願いいたします。」

粗品(手土産を差し出して)つまらないものですが、お受け取りください。

         と言いながら、お渡しします。(外に出てきてもらえない場合には粗品(手土産)をポストや玄関に置いとくことを伝えて挨拶としてください。)

挨拶回りの時に不在だった場合

もし、挨拶回りに行ったが、不在だった場合については、工事の案内文の手紙をポストに入れておきます。可能であれば、後日、改めて挨拶に行った方が、その後の近所付き合いなどには有効です。

工事の手紙の案内文の例としては下記のような感じでいいと思います。

基本的には、ハウスメーカーや工務店で用意しているものがあると思うので確認をして、内容であれば、下記の内容をベースとして作成してもよいと思います。

 

手紙の案内文の例文


近隣のみなさまへ(表札などから名前がわかれば○○様のような書き方がベストです)

このたび、【住所】に家を新築することになりました〇〇と申します。

令和○○年〇〇月○○頃から〇〇月頃までの間新築工事を行います。

工事期間中は、なにかとご不便をおかけすることもあるかと思いますが、
何卒ご理解賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

工事に先立ち、ご挨拶に伺いましたが、お留守のようでした。つきましては、失礼ではありますが、
「粗品」と「書中」にてご挨拶に代えさせていただき、後日に改めてご挨拶に伺いたいと思います。

今後ともよろしくお願いいたします。

令和〇〇年〇〇月〇〇日
施主 〇〇 〇〇