最近はコロナウイルスの影響で住宅展示場もほとんど人がいない状況ですね。
コロナウイルスの影響で工事が止まってしまってしまったり、遅れている方もいらっしゃるかと思います。次世代エコポイントも終了してしました。
我が家では着工時期をずらしたため、最近では住宅展示場に行くこともなくなってしまいました。
今回は、分筆をした際に行った固定資産税対策などを交え、固定資産税について色々と書いていきたいと思います。
我が家で実践した固定資産税の対策についてもご紹介していきたいと思います。
固定資産税とは
固定資産税とは、毎年、1月1日時点で住宅やマンション、土地の所有者に発生する税金のことです。日本では不動産を所有している限り、毎年払うお金になります。
賃貸住宅などでは家賃の他に取られるのではなく、大家さん(所有者)が支払います。
これから新築住宅や中古住宅など購入しようと思っている方、住宅ローンなどを組むときに注意して方がいいのが固定資産税です。
毎月の返済額だけを考えていると固定資産税が来た時に厳しくなるのできちんと相場を知っておくことをお勧めします。
固定資産税のことを考えた毎月の返済額を設定してください。
固定資産税は毎年、毎年5月~6月頃に「納税通知書」が届きますので、「納税通知書」が自宅に届いたら金額を確認し、
通知書に同封されている納付書を使用して支払いを行います。
自動車などを所有している方も同じくらいの時期に税金が来るのできちんと予定しておいた方がよいでしょう。
ちなみにこの固定資産税の支払い年4回に分割払いが一般的です。各市区町村によっては一括払いが選択できるところもあるようです。
回数により、金額が変更にはならないので、自分に合った支払い方法を選びましょう。
固定資産税の支払い方法としては、市税事務所や金融機関窓口での現金払いが基本ですが、
最近では市区町村によってはコンビニでの支払いやクレジットカードや口座振替の自動引き落としなど色々な支払い方法が選択できます。
固定資産税の金額が決まるまでの流れ
固定資産税が決まるまでの主な流れは、固定資産税評価基準に基づき、評価員が調査を行って、各市町村により決定されます。
新築を建てた場合には、自治体による家屋調査により対象となる住宅の評価額を決定して、その評価額をもとに、固定資産税を算出することになります。
それでは、固定資産税の金額が決まるまでの流れについて、細かく説明していきます。
固定資産税額決定のための新築の家屋調査
新築や増築した場合には住宅に入居してから、1~3カ月以内に住んでいる地域の自治体(役所)から固定資産税の評価額を調べるための家屋調査を行う連絡があります。
家屋調査の連絡があったら、日程などを調整し、自治体の家屋調査を行う調査員の方が新築の家に来て調査を行います。その場合立ち会いを行います。調査員の方が自宅に上がるので
ある程度きれいにしておくとよいでしょう。新築なのできれいだとは思いますが、場合によっては引っ越しの片付けが終わっていない場合もあるかと思います。
家屋調査自体はおおよそ30分前後くらい掛かります。固定資産税の調査をスムーズに進めるために建築の図面など用意しておくとよいでしょう。
家屋調査は調査員と立ち合い行いますが、この家屋調査に協力しない場合、評価基準が書類のみとなり、固定資産税を決めるための評価額が実際の金額より、高く評価されてしまう場合がありますので、できる限り協力を行い、立ち会うことをお勧めします。
固定資産税の基になる課税標準額が決定される
家屋調査の結果、後日、自治体の評価に基づき、固定資産税の基になる課税標準額が決まります。
課税標準額は建築額×0.7×0.5~0.7で算出され、建築額×0.7=公示額とし、固定資産税調査員の裁量により0.5~0.7の係数の部分に反映されてきます。
天井の埋め込み型エアコン、暖炉、床暖房、吹き抜けなどの効果な備品が設置されている場合、課税率が高くなる場合がありますので、固定資産税を気にされる方は建築段階にて考えて行った方がいいかと思います。
課税標準額(評価額)を基に固定資産税を計算
家屋調査で決定した評価額を基に、固定資産税は計算することが出来ます。
固定資産税の金額の計算方法としては、
課税標準額(評価額)×1.4%(標準税率)となります。
また、これに
都市計画税=「課税標準額」×最大0.3%(都市計画区域のみ)かかってきます。
土地と建物の両方になります。新規で購入した土地でなくても土地にも固定資産税はかかるので注意が必要です。
基本的には、評価額が基準となり、上記のような計算をした結果、固定資産税額が納税通知書に記載され、送付されてきて、固定資産税を納税することになります。
建物の固定資産税としては毎年価値が下がっていくので、固定資産税についても毎年減っていく傾向があります。
評価額に納得できない場合には
実は、評価額に異議がある場合には再審査の申し出を行うこともできます。
事前に同じ地域の固定資産税の課税相場がいくらくらいなのかを調べておくと判断しやすいかと思います。
ちなみに、再審査の申し込みは通常4月1日から納税通知書の交付を受けた後の3ヶ月以内になりますので注意してください。
固定資産税の相場を調べる方法
固定資産税路線価から相場を計算することが出来ます。
「固定資産税路線価」から「固定資産税評価額」を概算する方法があります。
「固定資産税路線価」とは道路ごとに定められた平米あたりの評価額です。
路線価は、「全国地価マップ(https://www.chikamap.jp/chikamap/Portal)」で確認することができるので気になる方は調べてみてください。
ちなみに「固定資産税路線価」と「相続税路線価」があり、ここでは固定資産税路線価を確認してください。
また、公害などでは「固定資産税路線価」が決められていないところもあるのでその場合には近くの路線価などを参考にするとよいでしょう。
「固定資産税路線価」を調べたら、その金額に土地の面積を掛けると評価額の概算相場を知ることが出来ます。
ちなみに、実際の固定資産税の評価額としては路線価をそのまま採用するわけではなく、土地の形状などの条件等を反映して決められるので路線価が必ずしもイコールではありませんので注意してください。形が長方形に比べると、いびつな形の土地では土地の評価は低くなる傾向があります。
固定資産税を少しでも安く抑える方法
固定資産税は毎年掛かってくる税金になるため、できる限り安く抑えたいと思います。
ここでは少しでも固定資産税を安く抑えるためにできる方法についてご紹介いたします。
家屋調査の際にしっかりと意見を伝える
固定資産税をきめる基準となる評価額は家屋調査で最終的に確定されます。
そのため、固定資産税を決める際に適切な内容を伝えなければなりません。
調査員の勘違いにより高くされてしまう場合もありますので注意が必要です。
そのため、固定資産税の相場を知っておくだけでも適切に判断することが出来ます。
間違った情報を伝えてしまい今後の固定資産税の基準が高くなってしまいます。
ただ、この際に嘘の申告はやめてください。
この場合固定資産税が高くなる場合があったり、最悪の場合脱税になります。
気になることがあれば、家屋調査員に直接聞いて確かめることにより解決することが出来る場合もあります。
後悔しないようにある程度の固定資産税の知識を身に付けて疑問に思ったことは聞いておくとよいでしょう。
固定資産税の支払いをクレジットカード払いにする
実は固定資産税はクレジットカードで支払うことが出来ます。
クレジットカードは使用金額によりポイントが還元されるものが多く、100円で1ポイントやよいものであれば100円で2ポイント、
3ポイントと付く場合があります。仮に固定資産税が10万円の場合は100円で2ポイントの場合は2000円が還元されます。
現金で支払うより例で言うと2000円お得になります。2000円分で美味しいものを食べるのもいいですね。
減税措置を利用する
小規模宅住宅用の場合、200m2以下の小規模住宅用地であれば課税標準が6分の1に、
200m2超の一般住宅用地であれば、課税標準が3分の1となる減税措置が受けられます。