地鎮祭を行っていただいたときに神主さんに渡すお金のことを、初穂料といいます。
地鎮祭を何回も経験する方は少なく、ほとんどの方にとって初めての経験です。
我が家でも地鎮祭を行ったとき、「初穂料はどの封筒に入れるの?」「表書きは何を書くの?」「お金の向きは?」と分からないことが多く、調べながら準備しました。
地鎮祭の初穂料は、現金をそのまま神主さんに渡すのではなく、一般的にはのし袋などに包んで渡します。
この記事では、実際に地鎮祭を経験したときに調べた内容をもとに、地鎮祭ののし袋の選び方、初穂料の表書き、名前の書き方、中袋の書き方、中袋なしの場合、お金の入れ方や向き、渡し方までまとめています。
地鎮祭ののし袋の書き方が分からない方は、準備する前に確認してみてください。
地鎮祭の初穂料を入れるのし袋は何を選ぶ?
地鎮祭の初穂料を入れるのし袋は、一般的には紅白の蝶結びの水引が付いたものを選びます。
お祝い用ののし袋には大きく分けて、紅白蝶結びと紅白結び切りがあります。
紅白蝶結び

紅白蝶結びは、結び目を何度でも結び直せることから、一般的に何度あってもよいお祝い事などに使われます。
地鎮祭も新築工事の無事を祈願するお祝いの場面なので、紅白の蝶結びの水引が付いたのし袋を選ぶのが一般的です。
紅白結び切り

紅白結び切りは、一度結ぶと簡単にはほどけない形になっています。
結婚祝いなど、一度きりのお祝いで使用されることが多いため、地鎮祭の初穂料を包む場合は、紅白蝶結びのものを選ぶと覚えておくと分かりやすいでしょう。
地鎮祭ののし袋は100円ショップでもいい?
市販ののし袋を使用しても問題ありません。重要なのは、地鎮祭の用途に合った紅白蝶結びのものを選ぶことです。
2026年の住宅情報でも、地鎮祭の謝礼用の封筒は必ずしも高価なものを用意する必要はなく、汚れや傷のないものを選び、金額に見合ったものを使うことが案内されています。

地鎮祭の初穂料の表書きは何を書く?
地鎮祭ののし袋で最も迷いやすいのが表書きです。
神式の地鎮祭では、表書きとして「御初穂料」または「御玉串料」と書くのが一般的です。
地鎮祭の表書きは「御初穂料」が分かりやすい
この記事では、我が家が実際に使用したものと同じく、「御初穂料」と書く方法を紹介します。
水引の上に「御初穂料」、水引の下に施主の氏名を書きます。


「御玉串料」と書いてもいい?
「御玉串料」と書く場合もあります。
そのため、神式の地鎮祭で「御初穂料」と「御玉串料」のどちらを書けばいいのか迷った場合は、依頼する神社や神主さん、建築会社の担当者に確認するのが確実です。
神社や地域によって細かな作法が異なる場合があります。
「お布施」と書いてもいい?
地鎮祭を神式で行う場合は、一般的に「御初穂料」または「御玉串料」とします。
「お布施」は仏式で使われる表書きなので、神式の地鎮祭では区別して考えたほうがよいでしょう。
地鎮祭ののし袋の名前は誰を書く?
水引の下には、基本的に施主の氏名を書きます。
苗字だけでも分かる場合はありますが、同じ苗字の方がいる場合などを考えると、フルネームで書くほうが分かりやすいでしょう。
夫婦連名で書いてもいい?
建物や土地が夫婦などの共同名義になっている場合は、連名で書くケースもあります。

夫婦連名にする場合は、2人の氏名を水引の下にバランスよく記載します。
ただし、誰の名義で初穂料を渡すかについては、神主さんや建築会社から指定がある場合もあるので、事前に確認しておくと安心です。
地鎮祭ののし袋は濃墨?薄墨?
地鎮祭ののし袋に文字を書く場合は、薄墨ではなく黒い墨・濃墨で書くのが一般的です。

筆や筆ペンを使って、読みやすく丁寧に書けばよいでしょう。
地鎮祭の初穂料ののし袋はどこで買える?
地鎮祭用ののし袋は、文房具店、ホームセンター、100円ショップ、インターネット通販などで購入できます。
「御初穂料」と印刷されたものを選べば、自分で表書きを書く手間を減らせます。
我が家でも購入を検討したものがこちらです。
地鎮祭ののし袋に裏書きは必要?
中袋が付いているのし袋の場合と、中袋がないのし袋の場合で考えると分かりやすいです。
中袋がない場合
中袋がないタイプののし袋では、裏面に金額や住所などを書かなくてもよいとされる場合があります。
地鎮祭の初穂料は施主から神主さんに渡すものなので、誰から受け取ったものか分からなくなるようなケースとは事情が異なります。
そのため、中袋がない場合は無理に金額を書く必要があるか、神社や担当者に確認しておくと安心です。
中袋がある場合
中袋がある場合は、表面に金額を書く方法が一般的です。
裏面には住所や氏名を書く場合があります。


ポイント
住所を書く場合は、地鎮祭を行う土地の住所ではなく、施主の住所を書く形が基本です。ただし、神社や建築会社から指定がある場合はそちらに従ってください。
地鎮祭ののし袋・中袋の金額の書き方

中袋の表面には金額を書く方法が一般的です。
例えば3万円の場合、旧字体を使って「金参萬円」などと書くことがあります。
「金参萬円也」のように「也」を付ける書き方もあります。
一方で、現在では通常の漢数字で記載する人もいるため、のし袋に指定の書き方がある場合は、その形式に従うのがよいでしょう。
金額の漢数字・旧字体一覧
金額書き方の例1万円金壱万円・金壱萬円2万円金弐万円・金弐萬円3万円金参万円・金参萬円4万円金四万円・金四萬円5万円金伍万円・金伍萬円7万円金七万円・金七萬円10万円金拾万円・金拾萬円20万円金弐拾万円・金弐拾萬円30万円金参拾万円・金参拾萬円
「万円」は「萬円」や「萬圓」と書くこともあります。
地鎮祭の初穂料が4万円・3万5000円の場合の書き方
4万円の場合
4万円を包む場合は、金額の書き方として「金四万円」などとします。
ただし、金額については地域や神社によって考え方が異なる場合があります。
4万円を包む予定で迷っている場合は、事前に神主さんや建築会社の担当者に確認するのがおすすめです。
3万5000円の場合
3万5000円の場合は、金額を「金参万五千円」などと書けます。
こちらも実際にいくら包むかについては、神社・地域・建築会社などによって異なる場合があります。
現在の住宅情報でも、地鎮祭の謝礼金額は地域によって異なるため、神主や担当者に相談することが案内されています。
地鎮祭ののし袋のお金の入れ方・向き
意外と間違えやすいのが、お札を入れる向きです。
基本的には、のし袋の表面・中袋の表面・お札の表面をそろえるように入れます。
お札の人物が描かれている面を表側にして入れると覚えておくと分かりやすいでしょう。
地鎮祭は新札を用意したほうがいい?
地鎮祭の初穂料には、できるだけきれいなお札を用意しておくと安心です。
我が家では新札を用意しました。
ただし、どうしても新札を用意できない場合まで、無理に新札を探さなければならないということではありません。汚れや破れなどがない、きれいなお札を用意するとよいでしょう。
地鎮祭の初穂料はいくら?
初穂料の金額は地域や神社によって異なります。
2026年に公開されている住宅情報では、神主への謝礼として2万円~3万円程度を目安として紹介していますが、地域によって差があるため、事前確認が推奨されています。
また、建築会社が神主さんの手配や初穂料の準備を代行してくれる場合もあります。
初穂料の金額で迷ったら
「地鎮祭の初穂料はいくら用意すればよいですか?」と、神主さんまたは建築会社の担当者に事前に確認しておくのが確実です。
地鎮祭の初穂料を渡すタイミング
初穂料を渡すタイミングについては、神社や神主さんによって案内が異なる場合があります。
そのため、地鎮祭当日に慌てないよう、事前に「初穂料はいつ、誰に渡せばいいですか?」と確認しておくと安心です。
建築会社が手配している場合は、担当者に聞いておくとスムーズです。
地鎮祭の奉納品ののし袋はどうする?
地鎮祭では、初穂料以外にもお酒などの奉納品を用意することがあります。
奉納品については、神社や地域、建築会社によって準備するものが異なる場合があります。
「何を用意すればよいか」「のしをどうすればよいか」については、地鎮祭をお願いする神社または建築会社に確認しておくと安心です。
地鎮祭ののし袋でよくある質問
地鎮祭ののし袋は何を選べばいい?
一般的には紅白蝶結びの水引が付いたのし袋を選びます。
地鎮祭の初穂料の表書きは何を書く?
神式の地鎮祭では「御初穂料」または「御玉串料」とするのが一般的です。神社や地域によって指定がある場合は、そちらに従ってください。
地鎮祭ののし袋に名前は必要?
水引の下に施主の氏名を書くのが一般的です。フルネームで書くと分かりやすいでしょう。
夫婦連名でもいい?
共同名義などの場合には夫婦連名にすることがあります。ただし、神主さんや建築会社から指定がある場合は、その指示に従ってください。
中袋がない場合はどうする?
中袋がないタイプでは、無理に中袋用の記載を作る必要はありません。のし袋自体に記入欄がある場合は、その形式に従い、迷った場合は神主さんや建築会社に確認してください。
地鎮祭の初穂料は新札じゃないとダメ?
できるだけきれいなお札を用意すると安心ですが、どうしても新札が用意できない場合は、汚れや破れのないお札を使用するとよいでしょう。
地鎮祭の初穂料に4万円を包んでもいい?
金額の考え方は地域や神社によって異なります。4万円を包む予定なら、事前に神主さんや建築会社の担当者へ確認するのが確実です。
地鎮祭の初穂料と玉串料は違う?
神式の地鎮祭では、謝礼の表書きとして「初穂料」または「玉串料」が使われることがあります。どちらを使うか迷った場合は、依頼する神社に確認してください。
地鎮祭の初穂料はいつ渡す?
神社や神主によって案内が異なる場合があります。地鎮祭当日に迷わないよう、事前に渡すタイミングを確認しておきましょう。
地鎮祭ののし袋は事前に準備しておくと安心
地鎮祭は一生のうちに何度も経験するものではないため、初めての場合は「何を書けばいいの?」と迷ってしまうと思います。
我が家も実際に地鎮祭を行うまで、のし袋の種類や初穂料の書き方、お札の向きなどが分かりませんでした。
最低限、
- 紅白蝶結びののし袋を用意する
- 表書きは「御初穂料」または「御玉串料」を確認する
- 水引の下に施主の名前を書く
- 中袋がある場合は金額などを記入する
- お札の向きをそろえる
- 金額や渡すタイミングは神主さん・建築会社に確認する
この6点を確認しておけば、準備で慌てることは少なくなるでしょう。
特に初穂料の金額、表書き、渡すタイミングは地域や神社によって異なる場合があります。地鎮祭を依頼する神主さんや建築会社の担当者に事前確認しておくことをおすすめします。