ALC(パワーボード)施工と石膏ボードの施工

先週は外壁のALC(パワーボード)、ヘーベル板とも言われている外壁材の施工が途中まで行われていました。

この後はシーリングと塗装が行われるようです。

また、内装に関しては、先週行った吹き付け断熱の部分に石膏ボードの壁が施工されており、吹き付け断熱が見えない状況になっていました。

その他、基礎で気になった部分を現場監督に報告を行いました。

それでは、今回は外壁材のALC(パワーボード)とは何かわからない人も多いと思いますので、サイディングなどとどのように違うのか、メリット、デメリットなどを紹介していきたいと思います。

また、内装の外側の壁に石膏ボードの施工が完了しましたので、石膏ボードについても紹介していきます。

ALC(パワーボード)とは

ALC(パワーボード)とは、Autoclaved Light weight Concreteの略で、軽量気泡コンクリートのことを指します。

主に外壁材として使用されていて、ヘーベルハウスなどではヘーベル板とも言われ知っている方も多いかともいます。

 

簡単に言えば、細かい気泡が入ったコンクリートです。

内部はスポンジのような気泡が沢山あり、軽いです。個人的には軽石と同じような構造だと思います。

 

このALC(パワーボード)ですが、一般的によく見るのは、正方形の形の模様が並んだブロック型が有名ですが、
実は縦ラインや横ライン、木目調、コンクリート風などといった色々な模様が用意されています。

引用:https://www.asahikasei-kenzai.com/akk/powerboard/

また、ALC(パワーボード)自体の色は白色ですが、基本的に塗装で覆うため、色は色々な種類が用意されています。

引用:http://www.asahikasei-kenzai.com/akk/powerboard/coating/granrock.html#color

遮音性があるため、ALC(パワーボード)は外壁材以外のとしては鉄筋コンクリートや鉄骨の住宅の床や屋根間仕切りに使用されるとも多いです。

ALC(パワーボード)は木造住宅にはあまり使用されることが少ないようですが、我が家では木造住宅でも使用しています。

コーディネーター打合せ(設備の確認と素材、色選択など)~その1-1

ALC(パワーボード)のメリットとデメリット

ALC(パワーボード)のメリットとしてはいくつかあるのですが、一番のメリットしてあげたいのが防音性に優れているということです。

軽量気泡コンクリートは、内部にある気泡が音を吸収してくれるため、サイディングと比べ、防音性が高くなります。

窓などを開けてなければ音が聞こえにくく、雨の音も気にならないくらいになるようです。

ちなみに、我が家でも大工さんがラジオをかけながら仕事をしていたのですが、外から全然音が聞こえませんでした。

 

ALC(パワーボード)のメリットとして次に断熱性、耐火性が高いということです。

通常のサイディングに比べ、板の厚さも厚いのですが、熱を伝えにくいという点です。

引用:https://www.asahikasei-kenzai.com/akk/powerboard/

万が一の家事でも、燃えにくいという点もメリットになります。

ただ、高断熱材と比べてしまうと、劣ってしまうので、断熱材と考えるのであれば、高断熱材を入れた方がいいかと思います。

ALC(パワーボード)のデメリットとしては価格が通常の断熱材に比べて高い傾向があります。

ALC(パワーボード)の価格の目安としては以下の通りになります。

窯業系サイディング:3,000円〜

金属系サイディング:4,000円〜

モルタル:5,000円〜

ALC(パワーボード):8,000円〜

※業者や要件によっても価格が変わりますのであくまで目安です。

また、気泡の特性上中に水分が入って凍ってしまうと割れてしまう可能性があるということです。ただ、メンテナンスを行っていれば特に問題ないようです。

石膏ボードとは

石膏ボード(せっこうボード)とは、壁や天井などを作る際によく使われるもので、主成分はその名の通り、石膏で、素材を板状にして板紙で包んでできた建築材料です。

石膏を主成分とした素材を板状にして、特殊な板紙で包んだ建築材料である。安価であるが非常に丈夫であり、
断熱・遮音性が高い。壁や天井を造る際には広く使われ、用途に合わせた種類がある。

値段も安く、丈夫で断熱や遮音性も高いので最近の家ではほとんどの住宅で石膏ボードを使用することが多いです。

賃貸住宅などでも多く使われています。

画鋲などは刺さりますが、抜けやすかったり、あまり重いものをかけたりするのには適していないと思います。

ちなみに、壁を殴るとすぐに穴が開いてしまうので注意が必要です。

基礎で気になったところ

家を見に行った際、雨が降っていたのですが、お風呂場の部分の基礎の端っこの部分が濡れていました。

外壁は施工されていて、基礎にも断熱材が施工されているのですが、水がしみ込んできている状況でした。

とりあえず、現場監督に確認して、配線などを伝って入ってきてしまったのではないかということで、現場の確認の際に見てくれるとのことでした。

とりあえず、重大な問題ではないことを祈ります。

次に気になったのが、基礎の下の部分の断熱についてです。

床下を確認したところ、脱衣所の床下の部分に断熱材が入っていませんでした。

ハウスメーカーのホームページでは、断熱材は床材の下に入っているとのことでしたが、

床下にはありませんでした。

現場監督に確認したところ、脱衣所については、基礎の部分で断熱(断熱材)を施工しているため、床下の断熱材はないとのことでした。

ちなみに、リビングの床下には断熱材が入っているとのことでした。

とはいえ、リビング側の床下の入り口は床が貼られているため、上にシートが引いてあり、見ることが出来ませんでした。

とりあえず、床のシートが取れたあたりで、確認してみたいと思います。

今回の家は断熱にこだわっていたので、温かい家になって欲しいと思います。

今後、住んだら、住み心地についても紹介していたいと思います。

現場監督の進捗報告

新築工事の進捗報告をさせていただきます。

まず内部の方は、窓枠の取付け及び建物外周面の石膏ボードの施工が完了いたしました。

外部の方は通気胴縁の施工が完了しALCの施工もほぼ完了いたしました。

来週の予定ですが、内部の方は、天井の下地を組み石膏ボードを施工する予定です。

外部の方は引続きALCを施工後、ALCのジョイント部分にシーリングというゴム状の防水材の施工をおこなう予定となっております。

少しではありますが写真を送付いたしますので、確認お願い致します。

①、② 石膏ボード施工後

③通気胴縁施工後

④ALC施工後

また工事が進みましたら連絡いたします。

よろしくお願い致します。