先日、地盤調査を行った結果、我が家では、地盤改良が必要との判断になりました。
今日は地盤改良が必要とのことで、地盤改良の実際の見積もりのをみつつ、比較して紹介していこうと思います。
ちなみに我が家の場合はハウスメーカーで4つの地盤改良工事業者から一括で見積もりを取ってもらっています。
前回の記事はこちら
地盤改良工事費用の比較
地盤改良工事についてはハウスメーカーで事前に、地盤改良工事業者4社から見積を取ってくれていました。
4社のうち3社が同じ工法の地盤改良工事の方法で1社だけが違う工法での提案でした。
各業者の地盤改良工事費用の見積書の金額としては以下のような金額でした。
A社 約58万円(税込み)
B社 約61万円(税込み)
C社 約64万円(税込み)
D社 約78万円(税込み)
ちなみに我が家の建物の1Fの面積としては、65㎡くらいでした。形としては長方形の家になります。
A~C社の地盤改良工事費用の見積書については地盤改良工事の工法が同じ柱状改良工事になります。
D社だけ地盤改良工事の工法として砕石パイル工法(HySPEED工法)になります。
柱状改良工事とは
砕石パイル工法(HySPEED工法)とは
そのため、地盤改良工事の工法が同じ柱状改良工事の業者の最安値のA社と砕石パイル工法(HySPEED工法)の
地盤改良工事を提示してきたD社の見積書を比較することにしました。
地盤改良工事費用の見積書比較
柱状改良工法と砕石パイル工法の地盤改良工事での見積書を比較していきたいと思います。
地盤改良費費用
地盤改良費用としては柱状改良工法の業者では、固化材費と施工費を合わせ、約37万円で
砕石パイル工法の業者では、施工費と掘削土として約48万円で10万円程度砕石パイル工法の業者の方が高い費用となりました。
地盤保証、試験費など
地盤保証、費用などでは柱状改良工事の業者では、約6万円、砕石パイル工法の業者では5万円でした。
1万円程度、砕石パイル工法の業者の方が安い費用となりました。
運搬費
運搬費用としては機械や材料などの運搬費用があります。この費用としては柱状改良工事の業者では約13万円、
砕石パイル工法の業者では約9万円と柱状改良工事業者の方が高くなっています。
おそらく、柱状改良の方が、深さと柱の個数が多いため、使用するものも多いためこのような結果になったと思われます。
残土処理
残土処理としては柱状改良工事業者が残土4㎥で4万円、砕石パイル工法の業者が7.1㎥で7万円と、どちらも1㎥あたり、
1万円で同じですが、柱状改良では土とコンクリートを混ぜ合わせて使用するため、少なくなるようです。
諸経費
諸経費としてはどちらも約5万円と同じくらいでした。
値引き
値引きとしては柱状改良工事業者が約17万円、砕石パイル工法の業者が約4万円でこちらは約13万円も差があります。
これは柱状改良工事業者がハウスメーカーとの付き合いがあり、値引きを多くしてくれているようです。
地盤改良工事費用の見積書比較のまとめ
見積書の比較をして総合的に判断すると、柱状改良工法の業者の方が金額は全体的に安く、値引き額も大きいため、税込みで約20万円の差額があります。
ただ、砕石パイル工法と比較すると20万円安いですが、将来的にこの柱状改良のコンクリートの柱を撤去すると考えると、20万円以上掛かる可能性も高く、
トータルのコストで考えると砕石パイル工法では柱を撤去する必要がないため、費用が安くなる可能性が高いです。
地盤改良工事の柱状改良工法と砕石パイル工法の比較
柱状改良工法と砕石パイル工法の地盤改良工事で比較を行っていきたいと思います。
杭の幅と深さの比較
柱状改良工法の杭のサイズとしては、柱計600mm、杭長2mで28本、合計の長さが56mとなります。
砕石パイル工法の杭のサイズとしては砕石柱計400mm、杭長1.5m、25本、合計の長さが、37.5mです。
比較すると、長さが.約20mも違います。これは工法による差らしいです。
よっぽど、砕石パイル工法が優秀なのかもしれません。
地盤の強度
柱状改良工法と砕石パイル工法を比較して地盤の強度としては、とちらも高い強度ですが、
砕石パイル工法は地震やゆれにに強く、安定して強度がある地盤改良方法です。
柱状改良については大きいゆれや大きい地震である場合最悪、地層の境目のせん断力の影響により杭が折れる場合があります。
ただ、大きく地盤が動いた場合であって、普通であれば何の問題もありません。
地盤改良工事の期間
地盤改良工事の期間としては地盤改良工事の規模にもよりますが、通常、柱状改良工法では工事の期間1日~3日程度で完了します。
砕石パイル工法では工事の期間2~3日程度で完了します。砕石パイル工法の方が砕石を固めるのに時間がかかる傾向があるようです。
地盤盤改良工事の音や振動
柱状改良工法では掘削を行いながら、土と固化材を混ぜ合わせながら、柱を作っていく作業になります。そのため、機械の作動音や振動などは多少あります。
砕石パイル工法についてはドリルにより地盤を掘削して天然砕石を投入してハンマー転圧して十分固めて砕石パイルを構築するため、音や振動が柱状改良に比べ大きくなる傾向にあります。
音や振動に関しては柱状改良工法の方が静かでよいです。
地盤盤改良工事の比較まとめ
柱状改良工法としては砕石パイル工法と比較して、どちらもメリット、デメリットがありますが、砕石パイル工法の方が地盤改良としては良い工法のようです。
ただ、砕石パイル工法は施工時の音や振動が大きい傾向があるのと費用としても柱状改良より高い傾向があります。どちらにするかは最終的には自分の判断かと思います。
地盤改良工事の決定
結果的には、地盤改良工事の費用の部分で一番安い柱状改良工法のA社にすることにしました。
地盤改良の柱状改良ではコンクリートを使用するため、家を解体するときの撤去費用が高額になることがあるとのことでしたが、一応、一生住む予定なので、将来としては撤去する必要はないと思っています。
住宅の建築費用などもオプションや仕様変更などにより、当初よりオーバーしてしまったため、今回は費用を抑えて柱状改良工法のA社にすることにしました。
砕石パイル工法の地盤改良工事のD社の工法もすごくメリットがあり、将来的には撤去の必要もないということで、捨てがたいのですが、目先の費用としてはやはり、柱状改良工法のA社の方が安かったのでそちらを選んでしまいました。
もし、同じような状況になって、予算に余裕がある方であれば、砕石パイル工法の地盤改良工事はおすすめできるのでぜひそちらを選んでみてください。
あくまで我が家の例ですので、参考にしていただければ嬉しいです。
追記
ちなみに我が家の地盤改良工事は無事終了しました。
仕事を半休して午後、地盤改良工事の現場を見にいきましたが、午前中で終わっていたみたいです。
おそらく、上に土が掛けられてしまっていたため、草がなくなっていただけで、見た目あんまり変わってませんでした。
7月から基礎着工になるのでまた紹介していきたいと思います。