先日、地盤調査を行ったのですが、ついに地盤調査の結果が出てきました。
地盤調査の結果がでるまでの期間としては1週間掛からなかったと思います。
今日は地盤調査の結果について結果報告します。
地盤調査の結果
先日、5月の末頃に地盤調査を行いました。当日の立ち合いなどは実家の両親にお願いをして、特に自分の方では地盤調査の立ち合いは行っていませんでした。立ち合いと言っても、ずっと見ている必要はないようです。
コロナの影響で緊急事態宣言の外出自粛が続いていましたが、解除され、実家に帰った時に地盤改良は必要ないんじゃないかということで言っていたので安心していたのですが、
ハウスメーカーの営業担当の方から連絡があり、住宅ローンと地盤調査結果について説明したいので、打合せが出来ますか。ということで連絡があり、打合せをすることになりました。
地盤調査の結果としては地盤改良を行う必要があるとの判断でした。結果的には地盤は悪いようです。
地盤調査の結果が問題ないと思っていた分、ショックも大きかったです。
費用を抑えたいと思っていたので、ここでさらに費用が上乗せかと思ったら、結構きついです。
とはいえ、地盤が悪いのであれば、地盤改良工事を行わなければ家は建ちません。
地盤調査の結果、悪かったと言われただけだと納得がいかないと思うので、ハウスメーカーの営業さんもメールで連絡するのではなく、打合せにしてくれたみたいです。
地盤調査の結果について、納得できるように説明をしていただきました。
我が家の例ですが、地盤調査報告書の結果について紹介していきます。
地盤調査報告書の結果の詳細
地盤調査としては、一般的なスウェーデン式サウンディング方式の地盤調査方法で行ったようで、測定箇所は5カ所で各箇所についての調査し、結果がでます。
詳しくは以前の記事をご確認ください。
地盤調査報告書の内容としては、以下のような項目になっています。
① 調査概要
② スウェーデン式サウンディング試験方法
③ 調査位置案内図
④ 測定位置図
⑤ 予備チェックリスト
⑥ スウェーデン式サウンディング試験のデータの見方
⑦ スウェーデン式サウンディング試験の記録
⑧ 推定断面図
添付資料として現場の記録写真
① 調査概要
地盤調査報告書ではまず、調査の概要が記載されています。
調査件名、調査場所、調査期間(天候なども)、立会者、調査目的、調査方法、使用機械、使用算式、調査会社、調査員、特記事項などの内容が記載されています。
② スウェーデン式サウンディング試験方法
スウェーデン式サウンディング試験方法が詳しく記載されています。
適用範囲
スウェーデン式サウンディング試験機を用いて、原位置における土の貫入抵抗を測定し、その硬軟または締まり具合、あるいは土層の構成を判断する試験に適用する。
試験方法
1.長さ0.8mのロッド先端にスクリューポイントを取り付け、調査地点上に鉛直に縦て支える。
2、このままでロッドが地中に貫通するかどうかを確かめて、貫入する場合は荷重に対する貫入量を測定し、貫入しない場合は荷重を順次載荷し、途中貫入する場合は荷重に対する貫入量を記載し、その操作を繰り返す。
3.載荷重が1kN(100kg)でロッドの貫入が止まった場合には、次のロッドの目盛線(25cm)まで貫入させるのに要する半回転数を記録する。
4.測定終了後、.載荷荷重を取り除き、勧誘した全ロッドを引き抜き、ロッド本数およびスクリューポイントの以上の有無を調べる。
試験結果と記録と整理
専門的なのであまり見てもわからないですが図示などで示されています。
基本的にはこれは地盤調査を行ってくれる人がやってくれるので知らなくても問題ありません。
③ 調査位置案内図
これは単純に地盤調査を行う場所の地図が貼ってあるだけです。
④ 測定位置図
地盤調査を行ったときの測定点(今回は5カ所)を示した図になります。
⑤ 予備チェックリスト
地形・地層や、周辺の状況、造成状況、敷地の状況、危険予知、特記事項などが記載されています。
⑥ スウェーデン式サウンディング試験のデータの見方
スウェーデン式サウンディング試験のデータの見方が記載されています。
具体的には推定地質柱状図、土質成分、貫入の深さ、荷重(N)、半回転数(回)、1m当たりの半回転数、記録用(貫入状況、貫入音)、地盤の許容支持力度などが記載されています。
⑦ スウェーデン式サウンディング試験の記録
各、測定点ごとに、地盤調査を行ったときの深さ、荷重、などを記載した記録になります。
⑧ 推定断面図
スウェーデン式サウンディング試験の記録の測定点1~5をまとめた資料になります。
地盤判定書
地盤判定書は最終的な地盤調査を行った結果の報告書になります。
我が家の場合の最終結果のコメントとしては、以下のような結果のコメントでした。
スウェーデン式サウンディング試験結果を見ますと、建物直接影響を及ぼす表層部にWsw750N以下沈没を
含む緩い自沈層が連続且つ不均一に介在していることから、地盤バランスが悪く不安定な状態であると判断されます。
以上の結果から総合的に判断しますと基礎下自沈層の支持力不足及びバラツキから、
将来的に不同沈下を引き起こす可能性が考えられるため、地盤補強工事を行って建物の長期的な安定を確保することが適当であると考察します。
地盤調査の結果のまとめ
地盤調査をした結果、我が家の場合は約2m位までの地盤が悪かったみたいで、地盤改良が必要との判断になったようです。
元々畑だったので、2m位のところまで地盤が柔らかいというのは納得と言えば納得です。
地盤改良工事が必要になる住宅は全体でも3割程度みたいで、地盤改良による費用の増加があるので地盤改良工事をしなくてよい土地の方がお得ですね。
地盤調査の結果としては悪かったのですが、ひどい場合は数十メートルの地盤改良が必要になる場合もあるみたいで考えれば、
まだ、良い方みたいでした。とはいえ、地盤改良の必要があるということで、余計に費用が掛かってしまいます。
ハウスメーカーでは事前に地盤改良工事業者から見積もりを取ってくれていたみたいで、4社から提案していただいたみたいです。
4社のうち、3社は同じ工法、1社が違う工法のため、同じ工法の業者については見積もりの安いものを提案していただきました。もう一社の違う工法のものとどちらが良いのか、
別途地盤改良工事業者の選定については紹介していきたいと思います。