みなさんは新築住宅などを建てたとき、引っ越しをした時に、家内安全の意味も含め神棚を設置しようと思いますか?
神棚を設置したいけど神棚はどんなものを選んだらよいのか?
どこに設置したらいいのかわからない!といった方も結構多いようです。
神棚を設置する場合にはいくつかのルールがあります。知らずに間違った場所に置かないように
今回は神棚の選び方や神棚の設置位置、方角など最適な場所についてご紹介したいと思います。
ちなみに我が家では以前、出雲屋敷地鎮祭を行い、新築住宅一軒家を建てました。
地鎮祭の際にもらったお札などを祀るため、神棚を設置することにしました。
インテリアに合うおしゃれな神棚の選び方
神棚と言ってもいくつかの種類があります。
おおまかに、お神札立て、モダン神棚、一社、三社、五社、七社、箱宮、お稲荷セットなどがあります。マンション、アパート、一軒家など住宅の環境に合わせてインテリアに合うおしゃれな神棚を選びましょう。
お神札立て
お神札立ては小さな神棚になります。お札が立てられるようになっているシンプルなデザインのものから、おしゃれなデザインのものまで大きさも様々です。
壁掛けで簡単に設置でき、マンションやアパート、一軒家のスタイリッシュな住宅になじみます。
ちなみに我が家はこのタイプのものにしました。
モダン神棚
モダン神棚は素材にこだわらず、デザイン性があり、インテリアにも馴染む現在の暮らしにあった神棚となります。
おしゃれなデザインのもの、変わったデザインのもの個性を生かした神棚です。種類も豊富にあるため、自分の家に合ったモダンな神棚を設置しましょう。
もちろん、マンション、アパート、一軒家でもインテリアに合うこと間違いなしです。
一社の神棚
一社の神棚は古くからある基本の形の神棚です。お神札を収める社は1つ、扉も1つの比較的小さな神棚ですコンパクトで、設置スペースあまりない場合に最適で、インテリアにもあいおしゃれな神棚になります。特に神棚を設置したいけどスペースが取れないけど、お札だけだとちょっとという方におすすめです。
三社の神棚
三社の神棚はお札を納める社は3つ、扉も3つで一社に比べて、より立派に美しい神棚です。三社以上の神棚になると、若干おおきくなるため、スペースが必要となりますが、大分立派な神棚になります。
五社の神棚
五社の神棚はお札を納める社は5つ、扉も5つで三社に比べて、より立派な神棚になります。五社以上の神棚になると、さらに大きくなるため、本格的な和室、床の間などスペースが必要となりますが、見栄えが良くおすすめです。
会社、店舗、集会場など広い部屋でお祀りする場合に適しているため、沢山のお神札を収めることができます。
七社の神棚
七社の神棚はお札を納める社は7つ、扉も7つで五社に比べて、さらに立派な神棚になります。七社の神棚は一般家庭では中々、設置しないサイズになります。
興味がある方はぜひご覧ください。
箱宮
箱宮は北海道、東北など寒い地方などで、生まれた神棚でお社が囲炉裏などのススで汚れないようにカラス扉を付けた箱型形状の神棚になります。
棚板がなくても問題ないため、置いたり、壁面にかけて設置できるため、寒い地方だけでなく、最近では人気となっている神棚です。
お稲荷セット
稲荷宮は朱色のお社です。稲荷といえば朱色ですが、すごく存在感があります。
自宅が神社みたいになるのでこだわりのある方はぜひ、こちらのお稲荷セットはいかがでしょうか。お稲荷様のお神札をお受けし、伊勢神宮の神宮大麻、氏神様や崇敬神社の御神札と別にお祀りする際にご用命ください。商売繁盛、五穀豊穣、大漁豊魚など、未来に福を呼び込む神様としては縁起が良いとされています。
神棚を設置する方角、向き
神棚を設置する方角としては太陽の方角である「南向き」または、「東向き」となるように、明るく清浄で天に近い場所に安置することが望ましいとされています。
これは風水の考え方によるものということです。
風水は、古くから中国で伝えられてきている考え方で、土地や建物などの気の流れを利用して環境を整えていく環境学になります。
神棚を設置する方角は「南向き」または、「東向き」とありますが、家の建っている位置や部屋の向きなどにより、方角がずれてしまう場合もあると思いますが、多少であれば問題はありません。
しかし、北の方角に向けると大凶、西の方角に向けると凶とされていますので、裂けた方がいいでしょう。
また、鬼の出入りがある鬼門の「北東」と裏鬼門にあたる「南西」も避けた方がいいです。
神棚を設置する最適な方角:「南」、「東」、「南東」の方角に向ける
神棚を設置しない方がよい方角:「北」、「北東」、「南西」の方角に向ける
神棚を設置するのに適した場所
・落ちないよう安全に設置できる場所
⇒神棚が落ちてしまったら不吉ですよね。天井や壁面に神棚を設置する場合、石膏ボードに直接取り付けると神棚の重さで落ちてしまう場合があります。
そんなことが絶対無いように対策をしましょう。
特に石膏ボードの壁面に神棚を設置する場合には石膏ボード専用のクギなどで対策するか、神棚の後ろに板などで補強しておくとよいでしょう。
最近では、壁にフック掛けできる簡易的な神棚もあり、補強しなくても問題ないタイプのものもありますので、気になる方はチェックしてみてください。
・明るく、清潔な場所
⇒リビングや客室などの普段人が集まる場所は明るく清潔にされているためよいとされています。
・目線より高い位置に設置できる場所
⇒神棚を設置する場合、基本的には、家の中で一番高い場所で、目線よりも高い位置が好ましいとされています。
ただ、小屋裏や物置部屋のようなほとんど使用していない場所はあまり、好ましくないため、
マンション、アパートや2階建て以上の一軒家でどうしても上の階に神棚を設置する場所がない場合には、雲の飾りを貼り、ここが一番高い位置と示すことで解決できます。
ちなみに我が家では1Fのリビングに神棚を設置していますが、雲は今のところ設置していません。
というのも、雲の飾りについてあまり知識がなく、今回調べて分かったので、今度実践してみようと思います。
神棚を設置しない方がいい場所
・直射日光が当たる場所
⇒神棚に直射日光が当たると神棚自体の傷む原因ともなりますので落ち着いた場所を選び避けた方がいいでしょう。
・人の出入りがある扉の上
⇒間接的に神棚を踏むということがあるため、できる限り避けて設置するのが好ましいです。
・トイレと背中合わせになる場所
⇒不浄な水があるためトイレの近くは避けた方が好ましいです。
・暗くてジメジメした場所
⇒浴室、トイレ、キッチンなど水回りのあるジメジメした場所は避けて設置することが好ましいです。
・仏壇の正面向い(向かい合わせ)
⇒仏壇と神棚を向かい合わせにすると「対立祀り」になってしまい、家相的に凶とされています。お参りする際に、どちらかもう一方にお尻を向けてしまうため失礼にあたるとされています。
・仏壇の上下
⇒仏壇の上に神棚を設置してしまうと、どちらに手を合わせているのかわからず、区別できるように上下に設置しないのがおすすめです。
神棚の拝み方
神棚の拝み方は、神社での参拝と同じになります。
二拝二拍手一拝(にはい にはくしゅ いっぱい)が基本になります。
まず、軽く頭を下げてから神前に進み、深くお辞儀を2回し(二拝)、次に拍手を二度打ち(二拍手)、次に深くお辞儀を1回します(一拝)。 神前を退く時には、また軽く頭を下げます。
ただ、地域や風習によっても違う場合がありますのであくまで参考にしていただき、地域のや風習などに従っていただいた方がよいでしょう。
神棚はおしゃれに!神棚の選び方!神棚を設置する方角、向き、位置はどうする!?まとめ
如何だったでしょうか。この記事を読んでいただければ、おおよその神棚の設置する方角、設置してはいけない方角、神棚の設置に向いている場所、向いていない場所など一通りはわかるようになったのではないでしょうか。
まだ、神棚を設置していなくて、これから設置しようと思っている方はぜひ、参考にしていただければ、うれしいです。
今後、神棚のお供えなどについてはこちらを参考にしてください。